ついに未来がやってきた!空飛ぶクルマ大全集
オンエア日時
NHK BSプレミアム/NHK BS4K 2022/10/1(土) 22:00公式ホームページ
番組内容
新しい移動革命を起こすと期待されるのが「空飛ぶクルマ」。世界中で400社以上の企業が激しい開発競争を行っている。夢物語が現実になる!空飛ぶクルマの魅力に迫る。
「空飛ぶクルマ」とは、車のように手軽に空を移動できる乗り物、正式にはeVTOL(電動垂直離着陸機)。番組では、開発を競う世界中の企業、メーカーを取材。スタジオには日本企業が開発した「空飛ぶクルマ」2機が登場! なぜ、飛ぶのか?飛行の原理を科学実験で解き明かす。歴史、最先端技術をわかりやすく紹介、ワクワクする夢の乗り物を楽しむ近未来バラエティ。
【司会】山里亮太 【アナウンサー】片山千恵子 【ゲスト】金子貴俊,トラウデン直美
【出演】米村でんじろう,福澤知浩,中井佑 【語り】サッシャ 【解説】東京大学特任教授 鈴木真二
番組制作後記
世界で一番好きな映画のシーンがある。199X年の冬休み、近所のレンタルビデオショップで借りたロバート・ゼメキス監督『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』のラストシーンだ。
「そんな馬鹿な!今 未来へ送ったはずなのに」 「戻ってきたんだ!未来からまた戻ってきたんだ」
このシーンに心を鷲掴みにされ、その足で 今は無き阪急三番街シネマへ続編を観に行った時の興奮を、まるで昨日のことのように覚えている。この映画の目玉は、2015年の未来の世界に登場する「空飛ぶクルマ」だ。思えば、スター・ウォーズ、ブレードランナー、バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2、フィフス・エレメント…心に残るSF映画の空には必ず「空飛ぶクルマ」が飛び交っていた。
そんな輝かしい未来の象徴だった空飛ぶクルマが今、現実のものになろうとしている。2022年の今、軽量で高性能のモーターとバッテリーが実現したおかげで、空飛ぶクルマ=電動垂直離着陸機eVTOLの開発競争が世界中で激しさを増しているのだ。
eVTOLベンチャー企業CEOのほとんどが上記のSF映画に影響を受けているという。米オープナー社 マーカス・レン氏は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ラストシーンの「道だ? 未来にそんなものなど必要ない」という台詞をプリントした自作Tシャツを愛用しているし、日本のテトラ・アビエーション社 中井佑氏の発想の原点は、リュック・ベッソン監督『フィフス・エレメント』の、空飛ぶタクシーが行き交う23世紀の未来、だという。
この番組は、国内外のeVTOLを取材し、スタジオにも実機2体を持ち込んだ特別番組だ。ともに海外の見本市に引っ張りダコの人気機体ゆえ、2体横並びのスタジオ収録が実現したのは奇跡的だという。
是非、家族揃ってご覧いただきたいです。幼い頃の僕が『電子立国日本の自叙伝』を観て理系を目指したように、子どもたちの心に何かしら引っ掛かってもらえたら、幸いです。(中森)
【P】井上啓子 【CD】中森賢士
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