ドキュメンタリー・情報番組を中心に

株式会社クリエイティブネクサス

株式会社 クリエイティブ ネクサス

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ドキュメンタリー・情報番組を中心に映画・ドラマも手がけます

  • 大友ディレクター

子育てをしながら働くこと

1歳と3歳の子供を育児中のいわゆるワーママディレクターの大友です。
就職活動中のみなさんの中で、育児をしながらディレクターをできるのか?と、疑問に思っている方が多いと聞いたので、実際に1年ちょっと働いてみて、リアルなところを書きたいと思います。

子育てディレクターのリアル

現実問題、とにかく仕事時間が限られます。
私も出産前は、子育て中でも、子供が寝たあとに、「仕事やれるじゃん!」と思っていましたが、無理でした。ただでさえ、子供のトイレや、夜泣き等々で起こされて睡眠不足なのに、それ以上やったら、仕事の効率も落ちてしまうなと思い、自宅には極力仕事を持っていかないように意識しています。

会社を17時には出なければいけないので、めちゃくちゃ集中して、仕事効率を考えています。子供の風邪で、突発的に休むこともあるので、滞らないように前倒しで終わらせることを意識しています。

…と、なんだかワーママの教科書みたいなことを書きましたが、
実際、毎日ボロボロな綱渡り生活で、疲れすぎて、こどもの要望に応えられず、自己嫌悪になることもよくあります。
本来私がやるべきだった仕事を、同僚にフォローしてもらい、申し訳ない気持ちになることも多々です。
寝かしつけをしながら、「みんなまだ働いてるなー」と少し切なくなることも。

そこまでしてなぜ働くのか?

アホみたいですが、やっぱり
「子供たちが将来生きていく世の中をもっとよくしたいから」です。
自分の番組を見た人が、少しでも気持ちが明るくなってくれたら、ほんのちょっと世界はよくなるんじゃないかなと思っています。
子供が生まれてから、自分が携わったVTRを、放送する意義をよく考えるようになりました。

あと、最近 上の子が、恐竜が大好きなので、休日は公園に恐竜のお人形を並べて、スマホで動画を作ったりしています。いつか、母の仕事を少しでも「面白いじゃん」と思ってくれたらよいなーと思います。

見えてきた世界

助けてもらう立場になったからこそ、見えた世界があります。
スケジュールを考えた上で、期待をかけてくれるプロデューサーや、事情を理解した上で、アドバイスや応援の言葉をかけてくれる同僚。
そして、子育ての面では、保育園、近所の子育てボランティアのご婦人、ベビーシッターさん、遠くに住んでいる自分たちの親。

出産前、業界の大ベテランのプロデューサーからかけてもらった言葉があります。
「子育てはディレクターの武器になるよ」 当時は、分からなかったですが、今その意味をひしひしと感じます。興味や、自分の引き出しが増えたように感じるのです。

産後うつ、待機児童、ワンオペ育児、そして児童虐待…など子育てにまつわるニュースは、聞くたびに胸がつぶれそうになります。
出産前の自分にとっては、そういうのは正直、遠い国の話のニュースのような感覚で、流れてしまっていました。
今は、自分はディレクターとして何ができるのか、よく考えるようになりました。今は、疲れたり、悩んだりしている人の助けになるような番組を作りたいと思っています。

クリエイティブネクサスで育児する

最後になってしまいましたが、クリエイティブネクサスはワーママにとって働きやすい会社か?答えは、間違いなくイエス!!!です。
よく他社の友達から羨ましがられます、本当に。

プロデューサー陣も理解がありますし、育児休暇を取っている女性社員も数人います。育休を取っている男性社員も。
子供が生まれることを、みんなが心から祝福してくれる会社であることは間違いありません!
そして、子育てをしながら、意義のある番組をどう作っていくのかを、一緒に考えていける土壌があることも、よいところだと思っています。

これから育児という理由だけでなく、介護や、自身の療養等々、色々な理由で働き方が制限される人も出てくるかもしれません。そんな人のモデルケースに私はなりたいなと、思います。

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